2013年8月スタディツアー


2013年8月29日~9月2日 日本大学生物資源科学部様 支援地域訪問

文・写真 SIA代表理事 福島

8月29日


 

ヤンゴンから南シャン州の玄関口、へーホー空港へ。

最初にへーホーにある農業の専門学校を訪問しました。

 
 

 

所長さんからミャンマーの農業事情についてお話を伺いました。

 

SIAの活動地カローに到着。ツアーの皆さんが宿泊されたホテル。カローの町から少し離れた林に囲まれた閑静なところにあります。ここからなら支援先の小学校や寺院、畑からも近いので、SIAの常宿となっているのです。

 

ホテルから歩いて5分ほどの所にある洞窟寺院を訪れました。

 

内部には大小無数の仏像が安置されています。敬虔な仏教徒たちが寄付をするのです。

 

洞窟寺院の向かいにある僧院でお坊さんの話を伺いました。ここにはSIAが浄水器のフィルター設備を送呈しています。

 

僧院で小僧たちと一緒に記念写真。

8月30日


 

朝、山へ出発!山間の田畑を抜けて植林を行う場所へ。雨期のため天気が心配でしたがご覧の通り!実にラッキーでした。

 

現地到着!植える苗木はユーカリやオーク、野生リンゴの一種であるピンセインディーなど。これらはミャンマー森林局推奨の樹木で、土壌に合い、山の治水能力を高めることを主な目的としています。

 

植林開始。地元の協力者たちが事前に土起こしと苗木のための穴をある程度作っておいてくれました。そこに皆で手分けして苗木を植えていきます。

 

こんな感じで穴に苗木を置いて、土で埋めていきます。

 

途中から地元の若者たちも合流。一緒に植林を行いました。

 

みんなで記念写真。

お疲れ様!

 

次の目的地は山の上のレストラン。お昼を食べるため、しばらく山間を歩きます。

 

車が通れるような広い道が山にはあるのですが舗装はされておらず、雨期の時期にはかなりぬかるんでとても歩きにくくなります。それでも写真の奥の方に見られるように少しずつ道の整備は始まっているようです。この道の先には最近ゴールドラッシュで賑わいだした新しい金鉱があるため、特に重要視されているようです。

 

悪路を越えて目的地のレストランに到着!ここは昔ミャンマーに移住してきたネパール人家族が経営する超本格ネパール料理のレストラン。トレッキングを楽しむ外国人旅行客もよく立ち寄る場所です。

 

なかなか眺めがよい場所です。

 

この後は山岳民族パラウン族の村を訪問する予定だったのですが時間が少し遅くなっていたことと先生が足を痛めてしまったこともあり、ホテルへ戻ることになりました。

 

先生は足が痛いためバイクの後ろに乗って別行動になったのですが、途中から姿が見えなくなってしまい、どうしたものかと思っていたら…

 

突然トラックの助手席に乗って現れた!

丸1日歩いて多少疲れの出ていた皆さん、トラックの荷台に乗って帰れることになり大喜び!

 

しかし喜びもつかの間、荷台に乗れたまではよかったけどとにかく激しく揺れる!どこかにしっかり掴まっていないと急な揺れで頭をぶつけてしまいそうな勢い。皆さん必死でした。

 

相当揺れているのに、運転手は慣れているんでしょうね。結構なスピードで悪路を飛ばしていました。風景を眺める余裕はほとんどありませんでした。

 

お疲れ様でした…。

 

ホテルに戻る前にミャンマー人に人気の観光スポット、珍しい竹でできた仏像が安置されているニーパヤー寺院で休憩しました。

 

皆さんが休んでいる間にいつの間にか先生はお坊さんや軍人さんと仲良くなっていました。言葉がわからないのにさっきなんて山の中でトラックを調達してしまったり、さすが先生、何というか地域に溶け込む力がすごいなあと関心させられました。

 

夕食はSIA副代表理事タンダの実家で郷土料理を味わっていただきました。結構おいしいとの声をいただけたのでよかったです。食べ物が合わないと旅はつらいものですからね。

 

 

8月31日


 

カローの小学校のひとつを訪問しました。SIAでは以前、浄水設備を寄付しています。今回の訪問では生徒たちとの交流と文房具の送呈を行いました。

 

まずは先生と教育担当者からお話を伺いました。

 

生徒たちに集まっていただき、学生たちから挨拶。

 

生徒たちは静かに、そして興味津々で話に耳を傾けていました。

 

挨拶のあとは各教室を訪問。これから文房具をみんなに送呈する旨を説明します。

 

学生たちが文房具セットを持ち、それぞれが手渡しで生徒たちに渡していきます。

 

次は交流会。折り紙で鶴を一緒に作るというのをやりました。まずは事前に説明を受ける生徒たち。

 

各教室に分かれて一緒に折り始めました。

 

折り紙自体がまったく経験のない子供たち、なかなかスムーズには進みません。それでもみんな楽しそうでした。

 

折り紙未経験の子供たちに鶴はちょっと難しかったかな…。結局折るのを手伝ってあげることで全員の鶴を完成させることができました。ま、楽しけりゃいっか!

 

次はカローから少し離れたところにあるミンカ村の小学校を訪れました。まずは皆さんにご挨拶。

 

こちらでも文房具を送呈。子供たち、礼儀正しくかしこまって受け取っています。

 

生徒数を間違えていないかちょっとドキドキしましたが無事全員に渡すことができました。

 

次は子供たちとの交流・お遊びタイム。写真はわかりにくいかもしれませんが、これはシャボン玉を飛ばしているシーンです。

 

こちらは風船と戯れるの図。とにかく子供たちが楽しんでくれてよかったです。

 

こちらは何をやっているのかというと…

 

子供たちがお礼に歌を歌ってくれています。

 

校長先生や村長さんに学校のことや村の状況、今後の課題についてなど伺いました。

 

 

続く!

9月1日


 

 

この日は1日、インレー湖を観光!

ボートに乗って水上の町へ。

漁師が近づいてきて何かと思ったら

魚を見せてくれました。

 

伝統工芸を見学。

民族衣装の巻きスカート

ロンジーを作っています。

 

湖に浮いている畑!

 

 

夜はホテルに地元の踊り子たちが

やってきて伝統舞踊を披露して

くれました!

9月2日


 

この日はホテルをチェックアウト。

ホテルスタッフたちが見送ってくれました!

 

 

カローの隣町、アウンバンの駅を見学。

何とか列車が停まる時刻に到着。

ヤンゴンへと輸送される作物の様子など

見ることができました。

 

ホームの様子。

 

こちらもホームの様子。

 

この後へーホー空港へ行き、

学生さんたちはヤンゴンへ

戻りました。

お疲れ様!