ミャンマーは失業率が高い国です。学校を卒業してもすぐに仕事を見つけられる人は稀で、地方などでは貧しさゆえに仕方なく軍に入隊する若者も少なくありません。
そんな若者たちに少しでも就業の機会を増やせるよう、地域のニーズに合った職業訓練を、地域の信望を集めている僧院が中心となって行っています。
敬虔な仏教徒の国ミャンマーでは、村の活動の中心となり、また多くの信頼を集めている団体は
僧院です。社会福祉を政府に頼れないミャンマーでは、お坊さんは頼られる存在です。
村人たちから聞こえてくる様々な問題や要望にいつも耳を傾けています。
だから人々の本当のニーズを村人目線で捉え、活動するために僧院が指導的な役割を果たせること
がミャンマーでは大きなメリットになるのです。
寺院では地域の人望が厚いお坊さんが中心となりパソコン2台を購入、需要の高いオフィス
ソフトやタイピングの学習を既に始めています。
南シャン州交流会では、お坊さんや村人たちと技術訓練のニーズや効果について話し合い、今後の活動を進めていきます。